EXIT PROCESSING CENTER

法的整理へ移行するための、
現場保全と実務執行。

EPC(Exit Processing Center|事業撤退前処理センター)は、弁護士による法的整理(受任)が開始される前の「空白期間」において、現場の管理・残置物の撤去・証跡の保存を代行する実務チームです。中立的な立場から、恣意的な判断を挟まず、物理的な処理のみを遂行します。

整理された書類と箱

当センターの役割と位置付け

法務領域外の「実務」を担う

企業の倒産・廃業処理において、弁護士は法的手続きの代理人ですが、現場の片付けや在庫の棚卸しといった「物理的な作業」を行うわけではありません。

現場が放置されると、資産の散逸や家賃の増大を招きます。EPCは、弁護士が正式に受任するまでの間、現場に入り実務的な整理を行います。これは、スムーズな破産管財手続きへの接続(Step 0)を目的としています。

業務フローの詳細 →
法的整理までのタイムライン
STEP 0:EPC
現場保全・明渡し
STEP 1:弁護士
受任・申立
STEP 2:管財人
換価・配当

早期介入による経済合理性

判断の遅れは、固定費(家賃等)の増大を招き、債権者様への配当原資を減少させます。
私たちの介入は、以下の3つの損失を物理的に遮断することを目的としています。

1. 固定費流出の停止

1日も早い物件の明渡し作業を行い、家賃・管理費等の「財団債権」が増え続けることを物理的にストップさせます。

2. 証拠と資産の保全

現場をロックし、資産リストと証拠書類(契約書・請求書等)を保全。散逸を防ぎ、管財人への引継ぎを確実にします。

3. 手続きの迅速化

「何がどこにあるか」が整理された状態で弁護士へ引き継ぐことで、破産申立までのリードタイムを大幅に短縮します。